【大都会の短線】阪急今津(南)線に乗ってみた!路線図と駅を解説

阪急6000系 阪急

京阪神にまたがり、多くの利用客を抱える阪急電鉄。

関西を代表する鉄道グループと言っても過言ではありません。

そんな大都会をひた走る阪急電車にも実は営業キロ数1.7キロの短線があります。

その短線は阪急今津(南)線。

今回は阪急今津(南)線に乗ってきましたが、なかなか変わった由来を持つ興味深い路線です。

是非最後までご覧ください!

阪急今津線・路線データ

今津線路線図2
営業キロ9.3km
軌間1435mm
駅数10駅(起終点駅を含む)
複線区間全線
最高速度80/km
阪急今津線・全線のデータ

実は今津線というのは本来、今津駅とあの宝塚歌劇で有名な宝塚駅を結ぶ全10駅の路線です。

しかし1984年に「西宮北口」というドデカいハブ駅が建設され、それが今津線の真上にドーンと建ったので路線が北と南に分断されてしまったという経緯があります。

そのおかげで、今津駅から宝塚まで行こうとしたら同じ路線なのに乗り換えなくてはならないという変わった路線なのです。

以降、

  • 今津ー西宮北口間は「今津(南)線」
  • 西宮北口ー宝塚間は「今津(北)線」

と呼ばれています。

というわけで今津南線のデータは次の通り。

営業キロ1.7km
軌間1435mm
駅数3駅(起終点駅を含む)
複線区間全線(西宮北口駅のみ単線)
最高速度65/km

最高速度については運転席を覗いたので目視ですが、誤差があるかもしれません。

今津(南)線車両紹介

今津(南)線には6000系という車両が3両で編成されています。

阪急ってこのあずき色のカラーが本当に素敵なんですよ。

どの路線乗っても、急行も各停も特急さえもこれ一色。

強気やな…阪急。

もはや高級感さえ漂って阪急ブランド確立していますね。

今津(南)線の時刻表

通勤ラッシュ時間帯(7-8時)は9本とたくさん走ります。

たくさんの学生さんやサラリーマンが阪急今津南線を利用しているのが時刻表を見ればよく分かりますね!

今津(南)線の駅を紹介

今津駅

阪急今津駅

飲み屋やパチ屋、銭湯などがひしめいており、「おっちゃんらの街」として賑わう今津。

阪急今津駅は阪神電車の今津駅とも接続しており、ホームからホームまでは歩いて3分ほどで到着できます。

阪神今津駅

阪神電車の急行との連絡もうまく時間が噛み合っていて、難波方面へのアクセスにとても便利です。

今回は今津出発で行ってみましょう!

ホームに到着!ちなみに緑色のジャンパーはうちの子です笑。

阪神国道駅

阪神国道駅は国道2号線沿いにあります。

ここはバスも停車するので大勢のお客さんが行き交う駅で、夕方は学生さんが多く、バスも電車もいっぱいになります。

地元民の愛称は「はんこく」です。

西宮北口(阪急西宮ガーデンズ前)駅

駅名を見て「おや?」と感じた方も多いでしょう。

西宮北口駅に大勢のお客さんが乗り降りする原因は、単純に便利なハブ駅だからではなく、「西宮ガーデンズ」の存在も大きいのです。

ちなみに地元民の愛称は「にしきた」。

西宮ガーデンズは西日本最大級で国内でも3番目の広さを誇る巨大な商業施設です。

お洒落なブランドの服や雑貨店がやスーパーマーケット、さらには映画館まであり、260以上の店舗がひしめき合っています。

駅前にあるので、梅田や神戸からもアクセスが容易です!

屋上には子供を遊ばせるところもあるので月2.3回はお世話になっています。

今津からの所要時間は約3分でつきました!

さすがにホームは広く、大勢のお客さんがいてもぶつかることなく歩くことができます。

今津(南)線のホームは西宮北口駅唯一の2F。

なんと今津(北)線のホーム6.7番線に行くには2分ほど歩いて1Fに降りなくてはいけません笑。

もともと一本の路線だったのになんとも不思議な感じですね。

まとめ

今回は阪急今津(南)線に乗ってきました。

西宮北口という大きな駅の建設で南北に分断されてしまった稀有な路線でした。

ただ、1.7キロの短い路線ながらも本当に多くの生活の足になっているのには改めて感心しました!

阪神電車との連絡、接続もスムーズですので、ぜひ一度阪急今津(南)線に乗ってみてはいかがでしょうか?

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